フィールド
ミュージアムマップ
03古川エリア
ササニシキ・ひとめぼれ発祥の地
大崎耕土の中心地域として、農業のみならず、ものづくりの企業等も数多く立地。弥生時代から稲作が行われており、現在は、日本の米の品種開発をリードする一大穀倉地帯として、日本の米食文化をけん引する地域。ラムサール条約湿地「化女沼」はアクセスもよく、渡り鳥の観察に最適です。
Pick UP!
伝説が残る美しい「
化女沼には、その昔、沼のほとりに住んでいた長者の美しい娘と、旅の若者との悲哀物語などの伝説が残されています。
奈良、平安時代にさかのぼって化女沼を見てみると、森に囲まれた自然の沼であり、周辺には
化女沼と環境共生
この地域は、近年まで、農業用水不足に悩まされ、その対策が大きな課題となっていましたが、地域の方々による運動もあり、昭和41年から調査がスタートし平成7年に化女沼ダムが完成しています。
ダムができたことで洪水調節、用水確保ができるようになった一方で、汚水、農薬、気象、水質、人為的による生態系の変化が生じてしまいました。特に外来魚(オオクチバス、ブルーギル等)の繁殖によって在来種が減少、水生植物も危惧状態となったため、駆除作業を継続的に行ってきました。その結果、水生植物の種類数や個体数も回復し、夏には広範囲にヒシやヒルムシロなどの水草が水面を覆い、水際にはヨシ、ハス、マコモ、ショウブなどの大型の水草が生え、多種多様な水草が見られるようになっています。
平成20年(2008)10月にはラムサール条約湿地登録がなされ、渡り鳥のうち、亜種ヒシクイのねぐら入りが見られるダム湖として、大変珍しい存在となっています。また化女沼周辺には水生植物をはじめ800種に及ぶ植物が生息しており、「特定非営利活動法人エコパル化女沼」が、ラムサール条約の理念に基づき自然環境を守る為、湿地を保全し生物と共生する環境づくり活動を進めています。
大崎地域で最も古い潜穴(トンネル水路)
このエリアにおけるもう一つの重要な資源が、化女沼の上流部にある「